top of page

映画業界・映像業界の性暴力・ハラスメントの撲滅を願う声明

「シナリオランド」は、シナリオを中心としたクリエイター、及びクリエイターの卵、業界応援者たちが集うオンラインサロンです。多くの脚本家・脚本家志望者、応援者らが交流しています。その運営者である私たち(小林雄次・高達俊之)は、映画業界・映像業界のあらゆる性暴力・ハラスメントの撲滅を願います。

シナリオは映像作品の設計図であり、それを執筆する脚本家は欠かすことができない重要なポジションです。しかし、シナリオが決定稿になれば、その撮影・制作現場でどのようなことが起きているか、脚本家は知ることができません。
昨今、被害に遭った女性たちが勇気を持って被害を告白し続けている現実から、決して目を背けることはできません。性別を問わず、俳優が性暴力やハラスメントの被害に遭い続けている現状には断固として反対し、俳優の人権と尊厳が尊重される健全な業界となることを願います。

また、この被害は、俳優だけ、撮影現場だけ、実写作品だけに限りません。弱い立場に置かれている女性脚本家、若手・新人脚本家などが、脚本の制作過程において、立場が上のプロデューサー・監督・業界関係者などから、性暴力・ハラスメントを受けたり、不当に搾取されたりしている現実があります。
俳優の被害と同様に、これらの問題は閉ざされた世界で起きており、被害者は立場の弱さから声を上げにくいという問題があります。
そのせいで未来ある脚本家が可能性を断たれ、絶望してこの業界を去っていくのは、映画・映像業界にとって多大なる損失です。また、そういった問題が常態化しており、被害者が被害を自覚できなかったり、自覚するのに時間を要したりするという問題もあります。

「シナリオランド」は、これらすべての性暴力・ハラスメントの撲滅を願うと共に、脚本家・脚本家志望者・クリエイターが安心して仕事ができる業界になることを切に願います。
「シナリオランド」は、すべてのクリエイターの活躍を応援します。

2022年4月18日

オンラインサロン「シナリオランド」
小林雄次
高達俊之

bottom of page